チャイコフスキー国際:神尾さん優勝…さわやか世代花開く-中近東・ロシア:MSN毎日インタラクティブ
これまで日本の演奏家たちは、ねじり八巻きで海外のコンクールに挑戦し、入賞をいわば勝ち取ってきた。数年前から次々に国際コンクールに入賞しているこの「さわやか世代」は、音楽を楽しむことに徹していて、権威のあるコンクールを受けるというよりは自分の音楽性にあったコンクールを選ぶ意識が強い。以前のようにすべての一流コンクールを受けて回ってどこかに入れば、というのではなく、好きなところを楽しんで受けるのだ。
バイオリンコンクールというと、千住真理子さんやそのお母さんの本にあるような、ドロドロの世界をイメージしてきたが、今は大分変わってきている模様。若手の音楽家が世に出やすい状況になっているとは思っていたが、それがコンクールに対する音楽家の考え方まで変えているとは。