2005年10月8日フライト

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P1000261.JPGこの連休は栂池のXCチャレンジだったため、初日の悪天候を承知で栂池入り。一緒に行ったのはUE洲さんのみだが、他にたがさんず、H山君も参加。

往路の途中では晴れ間も出ていい感じだったが、白馬に近づくにつれて雲が低くたれ込めてきてとても飛べそうにない感じに。承知していたのでそれほど気にはしていなかったが、車窓から見える八方にかかる雲底も低く、栂池についてもゴンドラ尾根に雲がかかり、さらにだめ押し。

それでもお金が戻ってこないこと、連休二日目からは良さ気な予報だったことから、30人弱が参加。うちらの他には、K山さん、群馬のN村さん、顔見知りの丹那チーム、スカイダンシングチームもいて、結局半分くらいは知り合いな感じ。

受付&GPSデータダウンロード

XCチャレンジの受付で、参加費を支払い、各種ポイントを印刷した地図、タオル(UE洲さんの車に忘れた)、栂の湯チケットをゲット。

講師であるアエロタクトのTSUJIさんが、無線で取得した気象データを掲示板に貼りだした後、白馬界隈のポイントデータをPCから各人のGPSにダウンロードする作業を実施。
P1000257.JPG(ショップの外を見ると、谷の低いところに雲が流れていた)

木崎湖XCを目指す講習

ショップ内にプロジェクタとスクリーンを設置し、パワーポイントを使った木崎湖XCのための説明。最初に開催の挨拶をしたG藤さんによると、開催をこの時期にしたのは、稲刈りが終わってどこにも下ろせるためとのことだった。

最初に、TSUJIさんが今回の参加者に対して挙手でXC経験を聞いていたが、30キロ以上のXC経験がある人が半数以上を占めていて何か肩身が狭い感じがした。

TSUJIさんは、カシミールで作製した地図と写真を組み合わせて、栂池から目的である木崎湖南の電波塔までの攻略法について説明。TSUJIさんは大会で飛んだことしかないと言うことで、G藤さんがT賀さんにポイントを確認する場面も。後ろの方では、栂池でのフライト回数が多い僕とH山君が丹那チームに説明。

最初にポイントとなるのはやはり岩岳で、なだらかで上げにくいここからさきにどう進むか。ちなみにTSUJIさんは岩岳は上がらないので事前に十分上げておく必要があるような話だったが、僕自身の経験や他の人の話から、岩岳で上げてから先に進むパターンが多いように思う。

八方の南面に着いた方がいいという話はなるほどという感じ。考えずに広く見える北斜面につっこんで、あまりの渋さに泣きを見ていた僕としては、実感を持って「なるほど!」と言える。

次のポイントは五竜から隣の尾根に渡るところ。前回の佐野坂行きの場面では南風が強くなかったので問題なかったが、アゲンストの風が強い時は十分な高度がないと被ってきそうな地形ではある。奥に回って稜線上を行くことも考えられるが、かなり谷が深い上に下ろす場所がないことから、ある程度以上の高度がほしいところ。

佐野坂から先へ行く局面では、徐々に高度が下がっていくため、高度が十分あれば行けそうな感じ。注意すべき点は、佐野坂から青木湖を越えるまでほとんど下ろすところがないこと。この事実こそが、このイベントを今の時期に開催した理由ではないかと思える。田んぼに水が入っている季節では木崎湖側に抜けるまで下ろせる場所はないが、今の時期であれば青木湖の対岸にある田んぼに下ろすことができる。木崎湖に着いてからは稜線上がハイウェイになっているので難しくないとのこと。

帰り道は、最近は日が傾くのが早いことから、西面を使う方法もあるとのこと。ただし、北上するに従って西側の平地部分が狭くなっていくので途中までしか使えないが。後は、白馬の谷の対面に渡って帰る方法で、この春、強い西風で流されたT賀さん、K山さん達が結果的に実行している

全体としての流れをTSUJIさんが話し、あちこち飛んだり降りたりしている丹沢チームが補足するという感じになっていた。ちなみに、AYAちゃんはしっかりノートを持参してメモメモ。僕も筆記持ってくるべきだったかとちょっと後悔(記憶力には自信がない)。

昼食休憩

休憩に入った昼頃には、ガスも下がって雨模様に。ほとんどの人は車で食べに行ったが、あらかじめパンなどを買っておいた僕たちは、ショップのカップ麺をプラスして食事。その後、PCの無線LANの接続設定を実施。早速ブログ投稿してみたが、やはりインターネット接続環境があると便利だ。

時間もあることから、T賀さんはスタ沈で痛んだΩ6のライン交換を実施。そのほか、時間をもてあましたK山さんその他は、なぜかショップ内に渡してある鉄パイプで逆上がり大会開始。しかし、足がつかない高さと体重増加から、なかなか回りきれずに苦戦する人続出。ライン交換を終えて、いすを使ってチャレンジしたT賀さんも失敗。ちなみに僕は今までできた経験がないため端からチャレンジせず(少なくとも小学校時代は運動音痴な人だった>自分)。

レスキューパラシュートについての講習

TSUJIさんが帰ってきてから、レスキューパラシュート(レスキュー)についての講習開始。

開傘経験について挙手してもらったところ、ベテランパイロットが多いためか半数くらいの人が開傘経験あり。TSUJIさんも6回の開傘経験があるとのこと。ちなみに投げると決断した場合は高度が何千メートルあろうとさっさと投げてしまうとか。>TSUJIさん

パラシュートの構造の説明に続き、パラシュートが最初に開き始めるのはどこかという質問。正解はキャノピーの頭の部分。これは周囲にできる空気の流れにより外側の気圧が減り、アペックスから流入した空気により先頭部分から開き始める。先頭に穴が開いているのは風を取り入れて開きやすくするためで、裾の部分を追っているのはそこが先に開かないようにするため。

開傘の理屈から、アペックスの先にもう一つのキャノピーがついているダブルキャノピー(?)タイプの場合、先についているキャノピーははずしてしまった方がいいとのこと。これがついている理由は、高い橋の上からおもりをつけたレスキューを落とす形式のDHVの検定を通すためとのことで、実際のレスキュー使用時の条件とは異なる。

開傘速度は、キャノピーに高さのないパラシュートの方が速いということで、通常使われるレスキューや一時期販売されたロガロ型より、パラグライダーのキャノピーのような形式が速いとか。ただパラグライダーの場合、キャノピーが生きているとレスキューによるコントロールが難しいため、現在の形に落ち着いているとのこと。

キャノピーの寿命の話では、10年を境に大きく強度が下がっていくと言うことで、寿命としてはそのあたりという話に。極端な例としてDHVのテストでキャノピー部分が裂けてしまう映像を見せられたが、せっかく投げたレスキューがこんな状態になっては目も当てられない。僕のレスキューもそろそろ買い換えの時期ということか。

投げ方は、通常は落とすよりグライダーのいない方向に放り投げる。ただしスパイラルダイブなど強い遠心力がかかっている場合は、その遠心力により落とすだけで瞬時に開く。開いた後、ダウンプレーン現象を防ぐためにキャノピーをつぶす場合はブレークを使うとのこと。その方法は、僕がレスキューを投げる羽目になったのと同じく、片側のレスキューを引いてフラットスピンさせるというもの。僕の場合は意図せずフラットスピンに入れてしまったのだが、この場合は自分の意志で入れる。ちなみに、以前言われていたBライザーを使う方法は、引くのに力がいるため力のない人は難しいとか。

降りる時は、一時期話題になった五接地着地(?)を使う。ビデオでは健脚な人が立ったまま着地していたが、結構衝撃があってふつうの人がまねするのは難しそう。

またリパックは個人では行わず、専門の技術を持つリガーに任せてほしいとのこと。緊パラをリパックするための資格(?)としてリガーというものがあり、高い技術や最新の知識を持っている彼らに任せるべきという指摘。リガーとは初めて聞いた言葉だが、以下のページを見るとしっかりTSUJIさんの名前が載っていた。ちなみに三日間の研修で20個くらいのパラシュートをリパックするらしい。

2005年度JPAレスキューパラシュートリガー・マスター研修検定会 レポート

これはJPA側の資格だが、JHFの方をみてみると、以下のような古い記事があるのみ。JPAに比べて取り組みの遅れを感じさせる。ちなみにGoogleにサイト検索させるのはいいが、パラメータとして古いURL(http://skysports.or.jp/)を指定しているので、検索結果ページが軒並み404になるのは何とかしてほしい。>JHF

緊急用パラシュート点検員研修会を実施

後、緊パラにつながるテープよりグリップにつながるテープが短くないとグリップを引き抜けない点は、見逃しがちだが重要なポイント。

レスキューの試し投げ&リパック

講習後に試し投げができると言うことで、早速K山さんが挑戦。しかし、シミュレータに引っかけた自分のポッドハーネスから引き出すのに苦労していまいちな感じ。おまけに引き出したパラシュートの状態を見ているうちに、リパックした方がいいと言うことになって、TSUJIさんによるリパック作業開始。

専用器具を使い、確実・丁寧な作業かつ、現状での最善を尽くす姿勢は、プロの仕事(by K山さん)という感じ。

ついで、パラ歴から言えばかなりベテランの域に入るAYAちゃんも挑戦したが、最近買い換えたハーネスからの引き出しにかなり苦労していた。AYAちゃん自身リパック方法に誤りがあったという自覚から、こちらもTSUJIさんがリパック開始。

まず、パラシュートのサイズが小さすぎることを指摘されていた。当時の標準的な考え方かもしれないが、K山さんのものに比べると体重差を考えてもかなり小さく見える。これについては、近々買い換えを考えているということなので解消される予定。

bluesky Blog: 試し投げからリパックに

抜き出しに苦労した理由はピンを止める部分のベルクロが強すぎるためということで、一部分にベルクロを貼り付けることで密着力を弱めることに。再度投げた結果、楽に投げられた模様。また、ハーネスとの連結にふつうのカラビナを使っていた点も指摘されたため、T賀さんの分も含め、レスキューリングとジョイントカバーを購入。

懇親会

僕はK山さん、N村さんとともに、今日の宿であるシルバーファーンへ。僕の記憶が曖昧でいきなり道を間違ってしまった。このため栂の湯に回ると懇親会開始の18時に間に合わないため、近くの若栗温泉へ。その後、G藤さんの車で宴会場のふるさとへ乗り付け。ほとんどの人は到着しており、すぐ隣のテーブルはH山君も含む丹那チーム。僕らの後、たがさんず、UE洲さんも到着。

G藤さん挨拶の後、TSUJIさんから参加者の自己紹介開始。コンペ指向な人が多いらしく、女性でもブーメラン4乗りがいたりと、普段コンペな人に会う機会のない僕には新鮮な感じがした。

まずはジンギスカンで戦闘開始。他と比べて、異様なハイペースで肉と野菜を消費する丹沢チームは、野菜の上に肉を乗せて蒸すという指定された食べ方を無視してガツガツ食べて、そばが出てくるまでにお腹ができあがってしまった。ちなみにそばは、目の前で作ったものをそのまま出してくれるというもの。真っ白な上質のそばを食べつつも、N村さんは癖のある黒いそばがいいと主張。言わんとするところはわからないでもないが、僕自身は十分美味しかった。
P1000277.JPG(締めの挨拶をするTSUJIさん)

宿で宴会の続き

雨のこの日は、たがさんず、UE洲さんは車中泊、H山君を含む丹那チームはM村邸へ。僕たちはシルバーファーンへ移動して宴会の続き。

Zoom乗りの人が、以前乗っていたNomadに比べてピッチ方向に動かないと不満を言っていたが、安定性を取れば自由度が減るのは仕方のないところだと思う。後、サポートに回っている夫婦の奥さんが言っていたことで印象的だったのが、今まで気づかなかった丹沢軍団の影響。栂池育ちのフライヤーにとっては栂池エリアだけが自分たちの世界だったが、遠くに飛んでいってしまう丹沢軍団の飛びは、その世界の認識を広げるものだったとか。

人と団らんすることが苦手なN村さんは、宴会の続きに参加せず、部屋で就寝。宴会に参加していた僕とK山さんも、翌日天気がいいことを祈って11時頃就寝。

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