傘との別れ

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探せるところはすべて探したが、結局見つけることはできなかった。今もどこかにあると思うが、それを見つ出す手段はもはやない。

10年以上同じ傘を使ってきて、前に使っていた傘を思い出せないほどなじみきって、体の一部というかあるのが当たり前に感じていた。

先端が金属の黒いワンタッチの傘という至ってふつうの物だが、細身で焦げ茶色の木製の柄の部分が、最近よくあるツルツルの機械加工ではなく、手作業で整形したような肌触りとなっているのが、唯一の特徴だった。

この傘は確か親にもらったもので、そのときも新品ではなかったことから、20年ものだと思う。この10年以上、傘の利用機会にはこれと折りたたみ傘を99%以上使ってきたので、柄の部分がプラスチック製のものはもちろん、木製でもツルツルのものは、手のひらが窒息してしまうような違和感を感じてしまう。

最近は、骨も曲がり、開く時に機械的なへたりを感じることもあって、後何年使えるだろうと思っていたのだが、まさか置き忘れてしまうとは思わなかった。

今度、出かけるときに雨が降っていたら、どの傘を差していけばいいのだろうか。

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このページは、orimaが2005年10月 8日 01:53に書いたブログ記事です。

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