jkondoの日記 - 移動オフィスの意味
移動オフィスの何が良いかというと、仕事中に割り込みが入らないことです。例えば朝の10時から夜の7時まで仕事をするとして、その間に電話がかかってきたり、打ち合わせが入ったりすることが一切ありません。
昨年末から4月までeclipseプラグインの開発を行っていたが、圧倒的に効率がよかったのは、某研究所にこもってただひたすら開発をやっていた4月の一ヶ月間。初体験の分野のため、最初の頃は慣れていなかったことを差し引いても、その差は大きい。
理由は簡単で、引用しているエントリのように、その仕事以外から隔離された環境だからだ。自社にいるといろいろと割り込みが多いのはもちろん、某研究所とちがってパーティションのない島型のオフィスのために周囲の雑音が聞こえやすい。
特に、プログラミングしていてたまに訪れる、非常に集中力を要求される一瞬では、集中を妨げるものがあると、それを乗り越えるための閾値に達することができず、その先に進むことができない。
今回もそのときが訪れたのだが、運の悪いことに、社外から帰ってきた人が目の前で他の人と話し続けてくれたため、数十分間、壁を乗り越えることができなかった。うちの職場は僕も含めて客先常駐の人が多く、その人がどこの誰だかも分からなかったので、下手につっこめずにいたのだが、正直泣きが入った。
集中していれば何時間でもプログラミングできるものにとって、あの研究所の環境は天国に感じた。またそんなところで働きたい。